オペレーターニュース

オーストラリア – クイーンズランド州首相、ASFのゴールドコースト計画を撤回

米国のカジノ大手シーザーズが、オーストラリアのゴールドコーストのサウスポート・スピットに計画されているASFコンソーシアムの3億豪ドル規模のカジノリゾートの運営有力者として指名されてから数日後、クイーンズランド州のアナスタシア・パラシュチュク首相が撤退した。

票を獲得するための政治的行動とされているが、前政府が中国主導のコンソーシアムに土地開発の権利を与えていたにもかかわらず、パラシュチュク首相はプロジェクトを中止した。
ASFは法的措置の可能性を排除していない。 ASF理事のルイス・チエン氏は、投資先としてのクイーンズランド州の信頼性に疑問を呈した。

「これはクイーンズランド州への投資の確実性やこの地域の存続可能性に疑問をもたらし、クイーンズランド州の世界的ブランドにも疑問を投げかける」と同氏は述べた。 「これは広範囲に波及効果をもたらすでしょう。これはゲームチェンジャーになっていただろう。」

パラシュチュク氏は、「これからザ・スピットの基本計画が策定される予定だが、もちろん、それによって最大3階建てまでの開発が中止されるわけではない」と語った。 「このエリアは、おそらくニューヨークにとってのセントラルパークに相当します。多くの人が私のところに来て、その決定に対して政府に感謝の意を表しました。私の政府は、クイーンズランド州で仕事を得るために企業と協力することに非常に前向きです。」

住民は開発に賛成の声をあげていた。実際、政府が委託した協議では、住民の54パーセントがASFプロジェクトに賛成、42パーセントが反対であることが判明した。
クイーンズランド州観光産業評議会のダニエル・グシュウィンド最高経営責任者（CEO）は「投資に対する評判が損なわれるリスクがある」と述べた。